日本のワイン


僕のお客様にワインアドバイザーの資格を持つ、メルシャンの人がいます。

『ムシュー!日本のワインもおいしくなったんだよ!』
『日本のワインか . . . 』

『では、マキちゃん。シャトー見学をお願いしたい!』
『わかりました!』






『初めまして、シニアワインメーカーのフージです。よろしくお願いします。』
『初めまして、ムシューです。本日はよろしくお願いします。』


フージさんはぶどうの可能性を信じ、美味しいワインを世の中に送り出すために注力した仲間達、彼等の物語を熱く語る。
話の中から、半端ないワイン造りへの想いがひしひしと伝わってくる。


突然、フージさんが茶目っけたっぷりな笑顔でふりかえる。

どうやらワインにまつわる冗談も好きらしい。


自分の経歴を武器とするような話し方を絶対にしないフージさん。
貴方のその真っ直ぐな生き方、素晴らしいです。とても勉強になります。
(後でフージさんの経歴を聞いてみた。やはり凄いお方でした)




日本ワイン情報発信基地
「シャトー・メルシャン」ではご来場いただく人たちのために、日本ワインの魅力や歴史・ブドウ栽培・ワイン造りなどを楽しみながら学べる見学ツアーを用意しているんだ!


製造責任者のコマゲン君は真面目を絵に描いたような人で、ワインに傾ける情熱も半端じゃない。

手間を惜しまず、葡萄達にストレスを与えず、伝統と近代化をバランス良く融合させた製造工程を熱く語ってくれた。

耳を澄ますと、葡萄達の『幸せですよー』と言う声が聞こえてくるようだよね。



熟成させている樽を眺める。きれいに並び、まるでショールーム!
(倉庫だなんておこがましくて言えない)

思わず集合写真を頼む。
フージさんも、コマゲン君もマキちゃんも心よく入ってくれました


皆様の人柄の良さ、ワイン達への情熱を見ていると、きっときっとここで造られたワインは美味しいだろうと想像がつく!
で. . . このワイン達はいつ飲ましてくれるのかなあ??!!


ああ〜!もう待ちきれない. . . と思いつつ、次の部屋に通される。
(おっ!いっぱいグラスが並んでる!やった〜飲めるぞー. . . )

...と思ったら、あれ〜ここは素通り〜!?



次に案内されたのは視聴覚室。貴重な本がいっぱい並んでいる 。



ビデオがはじまる。古い写真が映し出される。
創業者達. . . なんと明治時代にタキシード姿で凛々しく3人も. . .
2人はフランスへワイン留学!(なるほど、うんうん教わる事が多い。)

えーっ?!あの人は年が若過ぎて留学できなかったの??
きっときっと行きたかったろうになぁ、時代のいたずらかぁ〜
僕も15歳で修行を始めたから〜共感共感…


つづいて資料館見学。


そして、楽しい楽しいランチ!!
食事をしながらも、フージさんは一緒にワインに関わってきた人たちを誉めちぎる。


少しは自分の自慢話しなさい〜フージさん。貴方凄いひとなんですよ!
(でも〜それがフージさんなんだなぁ〜。)

なんとなく解る、凄い人は隠れていても一番目立つものなのだ!



遂にきました!待ちに待ったテスティングタイム!


僕の想像通りだった。
フージさん達は『何でもかんでも出せばいいだろ的な仕事』はしなかった。
チョイスされたワインリストを見て、僕もキキッっと引き締まる。


ワインは物凄く繊細なお酒。
光、振動、温度、湿度などなどにたっぷりと気を使う必要がある。

暗〜く、揺れのない場所で常に12〜14℃くらい、そして適度な湿度が必要。
温度は、高温であると酸化が強くなり、逆に低温であると熟成が進まないからやっかい。
また光や温度以上にワインを変化させてしまうのは空気。
保存一つとっても、ワインが繊細で気難しいお酒というのがわかる。

だから作り手は自分の子供のように惜しみない愛情をワインに注ぐ。
そして一つ一つに個性が生まれる。

大切に大切に、手間を惜しまず育てられた味わいに感謝....
そんな気持ちになるテイスティングだった。



僕が気にいった白ワインは、シャトー・メルシャン甲州きいろ香2011年。
(この子は僕の料理に合わせやすい子)

赤ワインは、城の平カベルネ・ソーヴィニヨン2006年。
(まいりました、と云うほど美味しいです)



一般的に(葡萄品種として)カベルネソーヴィニヨンは口当たりからの香りが豊かで後味が深い分、口の中での味わいがないと云われるが . . . 
なんのなんの、このカベルネソーヴィニヨンは口の中での味わいがしっかりとある!
10年寝かせ、また巡り会いたい。
アスパラ?ミント?ユーカリ?ペッパー?香る〜香る!
苦味、渋味、タンニンのバランスも最高のお酒。



最高の一日をプレゼントしてくれたフージさんとコマゲン君、ありがとうございました。
そして、この日を企画してくれたマキちゃん!
ありがとう!貴女の情熱はしっかりと受け止めました。

日本のワイン、素晴らしいです。
もっともっと沢山の人に知ってもらうべきです。
僕も日本のワインをアピールしたいです!!





いつの間にか外には夕日が . . .
まるでワインの神様が微笑んでるような、そんな夕焼け色の空でした。









感動の遠足

 さあ、楽しい遠足の始まりです!もちろん行きはバラバラ、下車駅集合!
(皆の性格がでてるなあ。。)

『すいませ〜ん、指定席一枚ください』
『本日指定席はいっぱいです!グリーン席なら一人分空いてます』
『ええっそうなの?!じゃグリーン席ください!』

ここで満席と云う事は....
途中駅乗車のデザインさんは立ち?大丈夫か、あのひと?




電車に乗って一息つくと、早速マキちゃんとマー君からCCメールがきた。

みんな大人だねー。ところでマー君は?



着いた
車内放送『◯◯ざん   ◯◯ざん〜次は◯◯ざん駅です』
さあ、着いた、降りるぞ!

 




そうこうしているうちに、車はどんどん山へ山へ。
一面の盆地が見渡せる所まで上って登って来た。(標高550〜600mだそうです)




ああ、懐かしいフランスの葡萄畑を思い出す....

いやまて、何かが違うっ!

フランスの葡萄畑よりも全然手入れが良いじゃん。
まるでまるで...等倍のスケールモデルのように見えるほど綺麗に一房一房が主張している!



カベルネソーヴィニヨン...この品種は赤ワイン用の代表的品種。
収穫時期が遅く、収穫される量も少なめで神経質なんだけど評価も高いんだ!

この品種は僕も一番好きな品種なんだよ。
何故なら、この子達は皮が厚くてタンニンが豊富!
タンニンが豊富と云う事は、永い熟成にも効力発揮!
香りも後味も最高と評価される一方、味わいがないと云われる事もあるみたいだけど、
個人的にはそんな事ないと思うー!
(ちなみに、もう一つの代表的な品種がピノノワールだよ)


『.....!! あっちの垣根はもしかして!』



そんなこんなで、楽しい遠足の時間はあっという間に過ぎ去り、
気づくとみんな夕焼け色に染まっていた。


帰りは、電車の中まで宴会場の空気!
(忘れたくない最高のひと時でした!)

『ねっ!美味しい中華食べに行こうか?!』
『いいね!じゃ予約してもらうね』
『誰に?うんうん、席取ってもらって!』
(今日は終りがあるのかなぁ〜?まぁ〜いいか!?)


最高の遠足でした!
皆さん有難うー!
  






えっ!飯田橋??白ホルモン??


今日は、プシューと久々に勉強食事会!
先ずは目的のお店に詳しい弟分にメール。

『ね〜あの店、早い時間なら2〜3人予約しなくても大丈夫だよね?』
『大丈夫ですよ!早い時間なら!』


『いいかプシュー、今から行く店は台湾料理??いや中華なんだけど、めちゃんこ旨いんだ!このスタイルのビストロを出店するから、よく勉強しろよ!』
『はい、分かりました!僕も一度行ってみたかったんすよ!』



...と話しながら、17:50頃到着!
『えっ!満席?』
『はい。満席です』
『ねえ、ここは?』
『予約席です』

やばい。すでに入れない。

『空いたら電話ください。近くで呑んでるから』


そう言って店員に番号を伝え、近所のビストロに入る。
ビールを呑みながら、仕方なくツマミを. . . 

『ノルウェー産サーモンのマリネ と鴨のリエット をください。』

『. . . 何これ!ノルウェー産じゃないじゃん?!!』
(まぁ〜いいかぁ〜)



そして2時間!電話鳴らず!
『もういいかぁ〜、ここで食べちゃおうぜ!』
『はい!』
『すいませ〜ん、えーと、”ホウボウのポワレ” と”牛ほほ肉のニース風煮込み”をください!あと、バケットありますか?』
(ニース風煮込みってなんだろう??)


ニース風とはフランス語でいうと ”à la niçoise (アラニスワーズ)”
ニースはニンニク、オリーブ、アンチョビ、トマトが名産!

でも〜この煮込みには、オリーブと、かすかなトマトしか入っていない. . . 。

肉料理だから、アンチョビは避けたのかなぁ〜?
本来はペーストにしてフレッシュトマトの水分に混ぜ、そこにニンニクとオリーブを加えソースにするんだけど. . . 


う〜ん. . . あっ!メールだ



誰だ?おお、ワインアドバイザーだ。

『ムシューこんばんはー!』
『こんばんはワインアドバイザー。例のお店に行ったんだけど入れなかったよー』
『え!?入れなかったの!飯田橋に来る?美味しいお店あるよ』
『行く!直ぐいくよ!じゃあ30分後ね!』
(美味しいお店って、何の店なんだろう??)



美味しいお店に到着。
『とりあえず、ビール!』
お、白ホルモン?牛タン?いいね!飲みやすい白を1本入れて、盛り上がる!

『ムシュー醤油駄目なんだよね?ここの卵かけご飯最高なのに!』

店の店主がすかさず声をかける。
『醤油使ってないよ』
『じゃそれ頂戴!』



卵かけご飯が来る。
食べる前にワインアドバイザーから、一言アドバイス
『これはねっ!お箸でグルグルかき混ぜてスープみたくして食べるんだよ!』
『そうなんだ。』
(ワインでなく、卵かけご飯のアドバイス!有難う!

三人で時間も忘れてかき混ぜる…

(最終電車乗れるかなぁ〜)
そんな不安をよそに食いしん坊トリオはお構いなく混ぜつづける…



そしていよいよ口に運ぶ!
口に入る前から新鮮な胡麻油の香り。

もうたまらない. . . !
口に入ると胡麻油に秘伝の調味料が絶妙に加わる。

何と言っても卵が旨い !
ご飯も良し!
今迄食べてきた卵かけご飯の中で最高の一品だろう。

いやー悔しい程うまかった!
ワインアドバイザーさん有難う!






尊敬に値する人物

3月11日に発生しました大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された地域の皆さま、その家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。


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あれは一年前だったかな?

あるパーティーの下見に行ったとき、
こんな会話をしたのを覚えています。



 
 

  
へー、ムシューってお抱えシェフなんですか!
  
 
  ....お店を持たないシェフ?
  それもありかもしれないね〜



今現在もまだ知り合って一年程ですが、
へんな日本人代表の僕と友達になってくれたその人は、
いろいろな事を教えてくれました。


この災害を想う僕に、
その人はラインホルドニーバー牧師の言葉に例えて
『何』ができるのかを教えてくれました。



 -Scerenity Prayer-
 God, grant me the scerenity to accept
 The things I can not change,
 The courage to change the things I can,
 and the wisdom to know the difference.

 -セレニティープレーヤー 平静の祈り-
 神よ、願わくば我に与えたまえ、
 変えられないことを受け入れる平静さを。
 変えられるものを変える勇気を。
 そしてその二つを見分ける知恵を。



大きな変化がおきた時にはね...

その変化を受け入れる平静さ、
未来を変えていく勇気、

そして、
何が大切なのか見分ける知恵が大切なんだよ、ムシュー!


足りないものは .........何だ?
自分だからできるものは ...何?
適切なときは ...........いつ?
実行方法は .............どうやって?
共有できるパートナーは ...誰?


平静さ 勇気 知恵....

  ねえ、
  
ムシューは、お抱えシェフなんでしょ!


こんなにも、僕の事を思ってくれている...(涙)



素晴らしい言葉をくれたHさん、ありがとう!
貴方は僕にとって尊敬に値する人物です...






フランスからの便り…

先日、かなり久々ですが...
真ちゃんがやってる串揚げ屋へ友達と一緒に行ってきました。



和やかな空気が流れる店内。
突然、隣りの隣りに座ってたお客様二人が
日本料理とフランス料理の比較合戦を始めました。



「だいたいフランス料理なんてのはね〜、
 生クリームやバターだらけで食えたもんじゃないんだよ!!」
(そうだよな〜日本でのフランス料理って濃厚なのが多いよな〜)





あんな風に言う人達ほどね...
  食べてないから知らないんです。

ほんとうのフランス料理の世界を
  あの奥深い美味しさの数々を知ったら...



多分あの人、ものすごくびっくりするだろうな〜。





もっとフランス料理を食べてもらいたいよ
まだまだ僕は頑張らなければ!!




「..でさ〜...フランス料理店って入りにくくね?
 普段着で行ったら怒られそうな雰囲気じゃん」

(そうだね!もっとフランス料理を庶民化せねば!!!)


よし!日本を替えてやるぞ!
気合いだ!




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フランスから便りがきた...


"Comment vas-tu?
    Le dégât de Japon?

 Déjà Retourne à France."






うーーん....

僕は..僕は!!日本人だ!




がんばれ!!日本!!





3月11日に発生した大震災により亡くなられた方々の
ご冥福をお祈り申し上げます。

被災された地域の皆さま、そしてその家族の方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
                   Monsieur