僕の業界の巨匠

帝国ホテル

平成27年2月25日(水)
帝国ホテルで開催された『柴田博一 お別れの会』に参列して来ました。

また一人、僕の業界の巨匠がお亡くなりになり、
なんとも言えない悲しい気持ちでいっぱいです。

故人柴田博一を一言で云うならば…
『コーヒーの神様』みたいなお方でした。



横浜の木村コーヒーという小さな珈琲会社を、
あの『キーコーヒー』という大きな会社にした人です。

「情熱がアイデアを生み、責任感が記憶力と注意力を育てる」をモットーとして、
日本の飲食業界を引張って来た人です。
本当に敬意を表します。

 

ところで、
僕がプロデュースする飲食店やフードコートなどなどには、必ずキーコーヒーさんのコーヒーを取引させてもらっておりますが…

実は僕とキーコーヒーとの出会いは、かなり古い話になります。



職人父さん


職人ならではの、こだわりと美意識をもった父親でした。
そんな父親が、僕がまだ小さい頃に珈琲という飲物を教えてくれたのです。
 

それが木村コーヒー店との出会いでした…
 

まだまだ子供の僕には、コーヒーという大人の飲物がとてつもなく苦くて、

そんな僕の為に、笑いながら砂糖とミルクを沢山入れてくれた父親の姿が今も目に浮かびます。
 

はじめての珈琲



そんな思い出もあり、

フランスから帰国後の日本の仕事では『コーヒーは、キーコーヒー株式会社』と自然に決めていました。


 

想いを引き継がれる皆様。
これからも「コーヒーという情熱」を掲げ、どんどん大きくなってください。
若輩ながら応援したいと思います。


日本のワイン2〜シャトー・メルシャンに乾杯!

あれは何年前だろう。
何かの偶然なキッカケで、僕はメルシャンがつくった日本のワインを飲んだ。
(その時の印象はこんな感じ↓)
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それから何年かして〜
またまた偶然なキッカケで、僕は再びメルシャンがつくった日本のワインと繋がる事になる。


ある時、ひょんな偶然のタイミングで僕の料理イベントを知ったメルシャンのワインアドバイザー・マキちゃんが、お客様として料理を食べに来てくれました。(その時の印象はこんな感じ↓)



それ以来、彼女は何度も僕のお店に足を運んでくれました。
美味しいモノヅクリへの敬意を涙目で語り倒し、満面の笑顔で目の前の料理を食べ尽くす、その『熱い食いっぷり』を眺めているうちに、いつの間にか僕とマキちゃんは友達になっていたのです。



しばらくして、
マキちゃんからシャトー・メルシャンのグリ・ド・グリと云うワインをご馳走になる。

『ムシュー!日本のワインも美味しくなったんだよ!』


日本のワインもここまでキテいたとは、びっくり〜!
『ワインはフランスだよね〜』とか言いふらしてた自分が超恥ずかしい〜

『よし!マキちゃん!日本のシャトー見学をお願いしたい!』(きりっ!)
『わかりました!』(きりりっ!)



こうして僕は、日本のワインを美味しくしようと頑張る人達に出会う。
*その時の様子は以前書いたこのブログをみてね↓




そうそう、
メルシャンて元々は、うま味調味料製造中に出る大豆粕でアルコールや合成清酒を造ろう!と起した会社なんだって。

そして今、
シャトー・メルシャンは、葡萄にこだわり素晴らしいワインを造り出している〜。

人にもモノヅクリにも歴史ありだね〜!



そしてそして、これはつい最近の話〜
きた!

マキちゃん久々に、僕のお店にご来店〜!!
しかも!僕が尊敬する『日本のワインメーカーのムシュー』こと、シニアワインメーカーのフージを連れて来てくれたのだ!

さらになんと!
前回のシャトー見学で登場し損ねたヨーネが、シャトー・メルシャン秘蔵ッ子ワインを遠路遥々持って来てくれた〜!!




さぁ〜おまちかね!
僕の料理と秘蔵のシャトー・メルシャンを味わう『こだわりの宴』がはじまりますよ!



『ムシュー!あの女性、料理をひとつひとつ分解して素材を確認しながら、笑顔でゆ〜っくり味わっておられます!次の料理に行くタイミング、少しペースを落とした方が良いかもしれません!』
『やっぱり!?』

口福の宴は続きます。
狩猟蝦夷鹿のボルドー風…
鮃、オマールのアンロルーレ、ベルモット酒ソース、トリュッフ風味、大黒しめじと金時人参のフリット添え…
ブルターニュ産仔牛のロティ、季節野菜とフォワグラのタワー添え…
椀子ソーヴィニヨンブランのジュレとピスタチオナッツのムース…
etc〜



『よし、終わった!みなさーん、まだワイン残ってるかな〜?』
『わー!ムシュー!』

さすがワインのムシュー フージさん。やばいほど話が尽きない!


こだわりのワインを造る人と、こだわりの料理人が、こだわりの話を語りつくす。
当然のことながら、こんな楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
うーん、ほんとうに時間が経つのが惜しい!

最後に僕のコレクションでもある厨房の壁サインスペースにサインをお願いしたら、
フージさんフランス語で『最高!』って入れてくださいました!
遠い遠い名古屋までわざわざ来てくれただけでも嬉しいのに〜、感謝!!

そして、今回も素敵な時間を作ってくれたマキちゃん、本当にありがとう〜!!



モノヅクリにこだわる人達との会話には、沢山の発見がある。
日本のワインは、きっとこれからも沢山の試行錯誤を重ねながら、美味しく進化していくだろう。

そして僕の料理も、
更なる口福を目指して、立ち止まる事無く進化していくぞ〜!